車返って 相棒帰れず
2003年8月8日巨大な低気圧の渦が、確実にやって来る。
まるで目があるかのように(あるらしいが)
私の住むところをめがけて一直線に。
盆休みで、単身赴任先から帰ってくるつもりだった相棒は足止めを食らってかわいそうに。
昔まだ 気象衛星なんてなかった頃は
人間も動物も、何か大きな自然の力が迫ってくるのを感じることができたんだろうな。
今に生きる私は
NHKの台風情報に釘付けだ。
お風呂もごはんもさっさと済ませて、テーブルの上には懐中電灯。
戸締りも万全、どこからでもかかって来〜い!
今日は、
車検と事故修理に出していた車が戻ってきた。
お盆休みに間に合ってよかった・・・。
ディーラーに車を取りに行った時、技術屋さんがツナギ姿で色々と説明をしてくれた。
「・・・以上、予定通りの作業でした。で、これから仕上げの洗車をしますので、もう少しお待ち頂けますか?」
「え?洗車ですか?・・雨降ってるのに。」
「はい、・・でも一応、きれいにしておきたいんで。」
そう言った彼の表情に、仕事へのこだわりを見たね。
そして仕上がった車は、まるで新車のように輝いていた。喜ぶ私を見て、国分太一にそっくりな彼は、照れくさそうに笑っていた。
自分の仕事に満足できた笑顔だったな。
私も、自分のした仕事に胸を張っていられるように、がんばろう。
相手と自分、両方が喜べることをしよう。
何だか 車が生まれ変わったような気がする
ハンドルを なでなでした
まだまだ大切に乗ってあげよう。
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