祝福で始まった気持ちいい秋の日
2003年10月23日ぐっと冷えてきたねぇ。
あったか〜いけんちん汁なんかが、恋しい季節。
さてと
今日は、最近知り合ったばかりの人を鍼に連れて行ってあげた。
彼女は結婚して1年ちょっとなんだけど、今年に入ってから調子が悪くてひどいアトピーと自律神経失調症で、休職せざるを得ないほどだった。
アトピーの症状を抑えるためにものすごくきつい新薬を飲んでて、それを止めた時のリバウンドで更に苦しんで。4月頃は、もうこのまま一生治らないと思い死にたいくらいだったそうだ。
更に、極度の注射恐怖症。
採血で腕に注射針が入るだけで、気分が悪くなって倒れてしまう。だから私が2週間前に鍼治療を薦めたときには、効果があるのは分かっていながらどうしても行けないと言ってた。
それが、昨日会った時に話をしてとうとう決意。「緊張して眠れなかった」と言う彼女に付き添ってきたのよ。
終わってみるとまさに「案ずるより生むが易し」。晴れ晴れとした顔をしていた。
実は彼女、今日が誕生日だったの。
その上生まれた時間が朝10時頃、今日彼女が一大決心をして鍼治療を受けていたまさに同じ時間だった。
彼女は、たくさんの目に見える力や見えない力に守られて、今日生まれ変わりの第一歩を踏み出した。
東洋医学の世界では、体の諸症状を改善していく過程に、魂のステップアップは当然伴ってくると考える。
病は、必要な時に必要なものが出てくる。自分の好むと好まざるとに関わらず、「さあ、変わる時がきたよ」って。
治療中や治療後も、鍼の先生は彼女につきっきりで色んな話しをしていた。
そうやって、彼女が新しい心の扉を開けていく手助けをする。
その話の中には、かなり難解な部分もあったみたいで、その後お昼を食べに行った時は彼女から質問の嵐だった。
私が「自分をちゃんと許して、認めてあげる」という話をした時、彼女の目から涙がこぼれた。普段は触れたくても避けていた何かに、共鳴したんだろう。
思えば私もついこの間、苦しい思いを抜けてアク出しを終えたばかり。鍼の先生のよると彼女にも似たようなことが起こっているそうだ。
私たちが知り合って、今日一緒に鍼に来たのも当然の流れだったのよね。
別れ際、満面の笑みで去っていった彼女の後ろ姿を見送った。私の顔もかなりニヤケてた。
誕生日&新しい第一歩、おめでとう〜!
恐れずに進もう、その先へと!!
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