親愛的香港? 〜値得去(行く価値あり)!編〜
2003年10月31日香港2日目の朝。
ダブルベッドを1人で占領して眠った割には、コーフンのせいで眠りが浅かった(子供か・・)
シャワーを浴び、朝食を食べに外へ出ると清々しい朝の空気に包まれた。
香港は、はっきり言ってとても空気の悪い街だ。新界という田舎や離島、夜景のきれいなビクトリアピークなどを除けば、ひっきりなしに通る車の排気ガスでかなり汚染されている。
それでも、あちこちに木が植えてあったり小さな公園があったりするので、夜中、人々が寝静まっている間に汚れた空気を浄化してくれるんだよね〜。ありがたい、ありがたい。
このホテルのすぐ裏には、「香港地下天文台」という気象台があって特に緑がいっぱいだったから、よけいに朝の空気がおいしかった。
耳を澄ますと、大阪では聞いた事のない鳥のさえずりが聞こえる・・・。
んん〜、イイ気持ち!!
真っ青な空を見上げる。昼間は、暑くなりそう・・・・。
それから、朝ごはんをいつもの飲茶レストランでのんびり食べてから、一人歩きの気ままなショッピングを満喫。
地下鉄、バス、船、トラム・・・どこに行くにも交通の便がとっても良い香港、乗り物好きにもたまらない街ですなぁ。
そして1時、親友A嬢(香港人)とランチ。
尖沙咀にあるハイアットリージェンシーのバイキングよ〜ん♪
8ヶ月ぶりに会ったA嬢は今、妊娠3ヶ月。でも、やけにお腹が大きいな・・と思ったらなんと双子ちゃんだった!
「ティダ〜、双子なんて生むの怖いわ〜」
A嬢は笑いながら、バイキングの元を取るかのように鬼のように食べまくっている。
確か昨日、電話では「つわりで食欲無い」って言ってなかったっけ・・・。
それはいいとして、ここのランチバイキング何もかもおいしかったわ〜!和・洋・中なんでもありの料理に、フルーツとケーキも食べ放題で1人118ドル(税抜き)。ということは日本円で約1650円(税入れたら2000円くらい)。お薦めよ。
A嬢の予定日は来年5月、それまでにまた香港に来たいわ〜。
安産を願って、日本で選んできたマタニティドレスをプレゼントして、一緒に写真も撮って別れた。
そろそろ夕陽も沈む頃、今度はDアニキ(香港人)と待ち合わせ。知る人ぞ知る通称「金魚街」に連れて行ってもらった。
九龍サイド、地下鉄の太子駅の東側にある通菜街という道路には、両側にぎっしり金魚・熱帯魚屋が連なっているのだ。
Dアニキは筋金入りの熱帯魚好きで、家に本格的な水槽をしつらえて綺麗な珊瑚と熱帯魚を育てている。金魚街にはよく足を運んで色々と仕入れているらしい。
かく言う私も、大の水族館好きでしょう?金魚街なんてステキなところ、何時間いても飽きないのよ〜♪
で、2時間くらいかけて全てのお店を堪能した。何十種類もの熱帯魚や珊瑚を綺麗にディスプレイしてるお店から、イグアナ・カメレオン・ピラニアなんかのアマゾン系ペットショップまで、ここはほんとに楽しいエリアよー。好きな人には堪らないはず。
日もとっぷり暮れて、さすがにお腹が空いてきたので近くの麺屋で白湯スープの上海麺に舌鼓。するとDアニキ、美味そうに麺をすすりながら「今日はハロウィンだよ、ティダ!蘭桂坊(ランカイフォン)に行ってみない?」と言う。
そう、ハロウィン!日本ではまだまだイベントとして定着してないけど、香港では西洋式のレストランやバーなどでは凝った飾り付けをして、ハロウィンパーティーをするところが多い。
蘭桂坊は香港島サイドの中環エリアにあって、ほんの100メートルほどしかないL字型の道の両脇に、オッシャレーなカフェやバーが軒を連ねているところ。
でもハロウィンには、おどろおどろしい幽霊や妖怪に変装した人たちが続々と集結して、ひと晩中盛り上がって大騒ぎになるのだ。
ウーン、面白そう!行く行く〜!!
さっそく、近くの雑貨屋台で変装用に「魔女のトンガリ帽子」と「舞踏会マスク」を買い込んだ。Dアニキ・・・似合い過ぎ。
そして、9時半頃蘭桂坊に着いてみると・・・・・ものすごい人・人・人!!!
警察が出て交通規制され、中環駅から蘭桂坊エリアまで大行列になっている。
これって・・・
日本の初詣でと同じ光景だな。
私たちももちろん列に並ぶ。ゆっくりと進みながら周りの人を見ると、思い思いに仮装していて笑える!
真剣に人を怖がらせようと気合の入った幽霊メイクをしてる人がいれば、妖精チックに背中に羽を付けた女の子なんかもいる。
そしてナゼか、迷彩服にヘルメット・リュック背負って手にはライフル持っている男3人組・・・。
中でも、子供の変装がとってもかわいいのよ!
男の子はマント来て悪魔風、女の子は黄色やピンクのかつらかぶって妖精風。
でも私が一番好きだったのは、真っ赤な着物を着てちゃんと草履も履いて、顔を真っ白に塗られた「貞子」風の女の子!コワ可愛くて、みんなに写真撮られてた。
普段ならほんの10分あれば行き着ける蘭桂坊まで、何と1時間半もかけて到着。もう大変な騒ぎになっていた!
ここまで来ると、変装のレベルが格段に違ってくる。
真っ白なコック服にべったりと血糊を塗って手には中華包丁(もち、作り物ね)、顔は黒いアイシャドウと黒いチークの男の子が眼をひんむいて近寄ってきたり、血に染まったウエディングドレスで白塗りした美女が、怪しく手招きをする。
すぐ後ろでは190センチもあろうかという大男が、フランケンシュタインになって人を驚かせている。
そうかと思えば、頭からすっぽりガイコツの仮面をかぶった人が、黒マントに身を包んで三叉の槍を振りかざして走ってゆく・・。
Dアニキと代わる代わる写真を撮った。後で見たら、仮装した人たちがシャレにならないくらい怖い・・・。子供は泣くね。
そんなバカ騒ぎの道端に立って、腰に手を当てぐいっとビールを飲む快感!
誰もが楽しそうに笑っている、お祭り騒ぎの夜は更けてゆくのだった・・・・。
結局、ホテルに帰りついたのは12時半頃。
ううっ またしても夜更かししちゃったけど、むっちゃくちゃ楽しい1日でした〜!!
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