親愛的香港? 〜算ロ拉、算ロ拉(ま、いっか。)編〜
2003年11月1日香港に来て、3日目になった。
心も体もすっかり香港の空気に馴染んで、小さなことでむやみにドキドキすることも無くなった。
ちょっと寂しい感じもする。
思えば初めて香港の地を踏んだとき、頭のネジがポーンと吹っ飛んだかのようにハイテンションになった私。
この国の人たちが持つ、桁外れの生命力がかもし出すのであろう活気に当てられた感じだ。
最初は地下鉄の切符の買い方すら分からずに、そうとは知らず「65歳以上」専用のシルバーチケットで堂々と目的地まで行ったこともあった・・・。
そんな大ボケを筆頭に、香港での私は数え切れないほどの大小様々な「やっちまった事件」を引き起こした。
そして今日の私。
ひっさしぶりに、完全に迷子になりました。
それは、香港島にある湾仔(ワンチャイ)という地区にある激安CDショップに行った時のこと。
場所の見当は大体ついていた私は、調子よく目的地に向っていた・・・・つもりだった。
がっ!
一体私に何が取り憑いたのか、いつの間にか南北を逆に考えて歩いていたのだ。
香港は、ほそーい路地に至るまで全ての道に名前が付いていて、ちゃんと表示も出ている。
だから、初めて行く場所でも地図さえ見ればちゃんと行き着くことが出来る。
ある意味、日本よりも分かりやすいかもね。
で、その時の私は「何かおかしい・・・」と思い始めてから、いくら地図を見ても思うように歩けなくなっていた。
そりゃそうだ。思い込みとは恐ろしいもので、南北を逆に考えていれば地図と合うはずが無い。
更にこんな時、何でも自分の都合のいいように解釈する性格がアダとなり、「この辺にあるはずの○○道が無い・・・」といつまでもウロウロ・・・。
炎天下、ノドもカラカラで「救命(助けて)〜!」と呟きつつますます深みにはまる私だった。
そして自分の勘違いに「ハタ」と気づく。
気づく時って、頭の中で本当に「ハタ」という音がすると思いませんか?
「南北逆認識」に全身の力が抜け、通りがかりの香港人に訳も無くうすら笑いを投げかけてしまったよ。
そんなこんなで、CDショップには無事に辿り着く事ができ、師匠のお土産にブルース・リーの貴重な映像が入ったドキュメンタリーVCDをゲット!転んでもタダでは起きましぇ〜ん。
そして午後・・・。
親友のTちゃん(日本人)と会って、上環(ションワン)で美味しい香港スィーツを食べた。
Tちゃんは数年前、香港の男性と恋に落ち結婚。文化の違いに戸惑いながらも、清く逞しく国際結婚生活を爆進中だ!
そんなTちゃん、香港人の旦那さんやお姑さんに始めとする、中国人独特の「濃〜い家族関係」に揉まれて強くなった。
ここで紹介するにはあまりにもディープな話になるので、詳しい話は別の機会にするとして。
周りには一人も日本人がいないそのお店で、身をよじりながら大笑いしつつ南国フルーツをほおばり、とても楽しく過ごした。お陰で連日の寝不足から来る疲れも吹っ飛びました。
そして夜・・・。
家族で仲良くしてくれているジョーソン一家と晩ご飯を食べた。
(彼らは8月1日の日記に登場しました。良かったら読んでみて下さい)
ジョーソンと彼の奥さんのウィニーと小学2年生の女の子ステフィ。
でも今回は、ジョーソン疲れてたなぁ・・・。
仕事がキツイ上に、持病もあまり良くなくて寝不足。なんかこう、余裕の無い顔をしていた。
食事中もテンション低し。
それに比べて、奥さんと子供は元気元気。
ま、そんな時もあるよね!根が真面目だから悩みも深くなっちゃうね。
文化も習慣も違う国の友達・・・・
私はいつも思うんだけど、基本的に「会えた」だけでほぼ満足だ。
それぞれの友達と縁があって、それが続いているということ。
そしてそれは、決して永久不滅のものではないということ。
丁寧に大切に、育てて生きたいと思う人との縁だ。それは、お互いの嫌なところも受け入れるということだ。
ジョーソン一家が教えてくれた言葉。
「ロ甘様先至好朋友!」
(親友だからこそ!)
来年も会えるのを楽しみにしてるよ♪
ホテルに戻ってきたのは10時前、あぁ何て早いの・・。久々にぐっすり眠ろう。
明日・・・
そう、明日は私が一番楽しみにしていたイベントの日!
船に乗って海のきれいな島に行き、シュノーケリングをしてきます!
朝6時起き。
寝なきゃ!
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