おとぎ話なのだろうか
2004年6月5日色んなタイミングがたぶん必然となって
久しぶりに映画館で映画を見た。
「ビッグ・フィッシュ」 外へ出る頃には泣きすぎて鼻が真っ赤だった。
クシャクシャのハンカチを笑いながら貸してくれた友達も、同じようにハナをすすり続け、その後もずっと「いやあ〜・・・良かった。」と言い続けていた。私もその度に同じ気持ちを噛み締めた。
お茶しててもカレー食べてても、歩いてても列に並んでてもエスカレーターに乗ってる時さえも、途切れることなく私達は話し続けた。次から次に、話したいことが浮かんでくる・・・私ってこんなにおしゃべりだったのか!いや、何を言ってもとびきりの笑顔で返してくれる友達の顔が見たくて仕方なかっただけだろう。
そんな人に、真顔でまっすぐの視線を向けられると思わず見入ってしまう。まるで時が止まったような、でもどこからか静かな調べが聞こえてくるような瞳の奥。まるで「あなたは喋り過ぎてる」と言われたような気がして、思わず口をつぐんだ。
大阪の夜景がこんなにきれいだったなんて。
ものすごく久しぶりに足がつったけど、冷房が効き過ぎていたせいだけじゃない。
小刻みに震えていたのは、心?体?
幾つもの必然が織り成した、今日の私達。
求めたものもその手段も、全く同じだったなんて・・・。
その流れを目の前にして、私は相変わらず臆病者だ。それは良くないことだともう何度も経験して判ったはずなのに、どうして気付いたら自分が傷つくことばかりを恐れてしまうのだろう。絶対に、相手だって同じなのに。いや、私以上かも知れないのに。
何だか素っ気ない「バイバイ」を言った後も、私の心はどうしようもなく暖かかった。あの笑顔に、早くもう一度会いたかった。
「人生なんて、おとぎ話。」
今日見た映画のキャッチコピーがひどくお気に入りだった友達は、帰りの電車でもしつこく繰り返していた。
ほんとにしつこいよ(笑)。
おとぎ話なのだろうか・・・
いやいや。
そんなことを頭で考えていても、もう全く意味がないのだ。
いつか誰もが、あの川の流れに身を任せることになるのだから。
久しぶりに映画館で映画を見た。
「ビッグ・フィッシュ」 外へ出る頃には泣きすぎて鼻が真っ赤だった。
クシャクシャのハンカチを笑いながら貸してくれた友達も、同じようにハナをすすり続け、その後もずっと「いやあ〜・・・良かった。」と言い続けていた。私もその度に同じ気持ちを噛み締めた。
お茶しててもカレー食べてても、歩いてても列に並んでてもエスカレーターに乗ってる時さえも、途切れることなく私達は話し続けた。次から次に、話したいことが浮かんでくる・・・私ってこんなにおしゃべりだったのか!いや、何を言ってもとびきりの笑顔で返してくれる友達の顔が見たくて仕方なかっただけだろう。
そんな人に、真顔でまっすぐの視線を向けられると思わず見入ってしまう。まるで時が止まったような、でもどこからか静かな調べが聞こえてくるような瞳の奥。まるで「あなたは喋り過ぎてる」と言われたような気がして、思わず口をつぐんだ。
大阪の夜景がこんなにきれいだったなんて。
ものすごく久しぶりに足がつったけど、冷房が効き過ぎていたせいだけじゃない。
小刻みに震えていたのは、心?体?
幾つもの必然が織り成した、今日の私達。
求めたものもその手段も、全く同じだったなんて・・・。
その流れを目の前にして、私は相変わらず臆病者だ。それは良くないことだともう何度も経験して判ったはずなのに、どうして気付いたら自分が傷つくことばかりを恐れてしまうのだろう。絶対に、相手だって同じなのに。いや、私以上かも知れないのに。
何だか素っ気ない「バイバイ」を言った後も、私の心はどうしようもなく暖かかった。あの笑顔に、早くもう一度会いたかった。
「人生なんて、おとぎ話。」
今日見た映画のキャッチコピーがひどくお気に入りだった友達は、帰りの電車でもしつこく繰り返していた。
ほんとにしつこいよ(笑)。
おとぎ話なのだろうか・・・
いやいや。
そんなことを頭で考えていても、もう全く意味がないのだ。
いつか誰もが、あの川の流れに身を任せることになるのだから。
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